発達障害への探求
みなさまはじめまして。
このブログはADHDと自閉症スペクトラムを併発している息子(10歳)に、有効な治療・有効な手段は何なのか、
発達障害への探求を記録した主夫のブログです。
もともと私は他人の考え方や行動原理に興味があったので、息子の発達障害への対処として言わば、好奇心いっぱいに日々あれやこれやとやっております。
(危ない人ではありません 笑)
その結果「失敗したこと」「成功したこと」があったので、同じように悩んでいるママさんパパさんの子育てに少しでも参考になればと思い始めました。
世界的に見ても、子供も大人も多い日本の発達障害。
ここ数年で世間への認知度や治療法も確立してきましたが、実はいまだに発達障害のメカニズム自体に謎が多く、まだまだ試行錯誤の段階なのです。
そのため今の治療のゴール地点は「完治」という形ではなく、
「日常生活に支障がない程度に症状を緩和させる」
というのを目標としています。
具体的には、
・薬物療法
思考感情を落ち着かせる向精神薬の投与
自分の思考・行動パターンを把握して、ストレスがかかる状況に陥らないように本人や周囲の人が対策していく
相手が不快に感じるような発言や行動をしていないか、自分や他人を通して客観的に分析し、しているならば自分はどういう状態にあり、どう対処したらいいのか、数人のグループワークを通して人間関係を学ぶ
・アンガーマネジメント
怒りの感情を制御できず衝動的に自他を傷付けてしまうことがないように、怒りの感情を適切に表現し、処理できる方法を学ぶ。
他にもたくさんありますが、主にはこのような対策があります。
完治ができないのならば将来を見据えた症状緩和を。という目的に特化したやり方だ。
本人のやる気にも寄るだろうけど、効果が見込めるように思える。
だがしかし、ここで私は思った。
「 そもそも本当に完治は不可能なのか? 」
いや、そもそも何を基準に「完治」と判断するのか難しいところではあるが、
子供のうちに症状の根本を無くすことはできないのだろうか?
ここから様々な研究と実験がはじまったのだった。
次回に続く。